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2016-04-11(Mon)

I am in NEPAL Now ! Ⅲ

I am in NEPAL Now ! Ⅲ
川名匡 震災後ネパール訪問始末記 (その3)
地震による懸垂氷河の崩壊と土砂流出で壊滅したユル地区の空撮画
2回目の訪問、1回目のフライトでの、ランタン谷ユル地区付近の空撮状況
2015.07/23

ランタン谷ユル地区の崩壊場所空撮

谷を上流から崩壊地へと飛ぶ。
ちょうど村の建物が集中している場所を直撃した…

氷河崩壊の爆風でなぎ倒された対岸の樹木(ユル地区対岸)

氷河崩壊の強烈な爆風で対岸の木々が根こそぎなぎ倒されていた。
倒木の倒れた方向でその時の爆風の動きが分かる。かなり広範囲(ユル地区対岸の斜面)

爆風と崩壊雪崩で破壊された住居の瓦礫と崩壊岩

崩壊の直撃は免れたモノの、爆風で破壊されたと思われる崩壊箇所北側に有った住居の瓦礫。
この辺りからは遺体が見つかったが、崩壊直撃箇所については土砂が積み重なり捜索は困難という。

崖下にあり、ユル地区で唯一全壊をまぬがれたゴンパ

崖下にあり、ユル地区で唯一全壊を免れたゴンパ(お寺)
崖の真下のさらにひさしのような岩の窪地にあり、奇跡というほかはない…。

下流域に多数ある崖崩れ跡

ユル地区のさらに下流域にある崖崩れ跡。この他にもこの規模の崖崩れは無数に見えた。
斜面をトラバースしている道が寸断されているのが分かる。
(場所はゴラタベラの少し下流域)

ランタン村の皆さんの記念写真 (キャンジンにて)2015.07/28

支援物資を配った後での村人達との記念写真。(ギャンジン地区にて)
バックに見える建物は一軒壊れていないように見えるが、ほぼ全ての家の屋根が落ちている。
いったんヘリはここに着陸し、支援物資を配り重量的に身軽になった後、
ヤラピークのベースキャンプ付近まで飛び、登山ルート等の上空からの調査をした。

この後、さらに10月にもヘリをチャーターし、支援物資(10月は食糧品)を運んだ。
地震被害の支援は、この2015年に三回訪問し、そのうち2回ヘリコプターにてランタン村への支援物資搬入、
そしてカトマンズ市内のボランティア団体施設などへもタープなどを運んだ。
私の呼びかけに答えてくれた方達からの支援金が50万ほど集まり、
全ての費用の3分の1ほどはまかなえたが、残りは我々の自費となった。
でも実際にこの足で行って本当に良かった。日本にいると分からないことばかりあり、
やはりこの目で見ないとダメだとよくわかった。
この場をお借りして、今回支援協力をしていただいて皆さんに、御礼申し上げます。
一緒にヘリに乗った、杉山勉さん、森山憲一さん、そしてウダヤさん(現地シーガルトラベル)、
ありがとうございました。そしてお疲れ様。

但し、まだまだネパールには支援を必要としている人達がいます。
また行きます。
心はいつも、I am in NEPAL Now!

2015.07/30 川名匡

ヘリからの撮影


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プロフィール

mtkawana

Author:mtkawana
(社)日本山岳ガイド協会(JMGA)認定
 山岳ガイド・ステージⅡ
 (JMGA旧・上級登攀ガイド)
Neo森羅(旧名:山岳会・森羅)
 創立者・現代表CL
川名 匡(かわなただし)
よろしく。

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