
ベルンを訪れた。
ここは世界文化遺産の街…
その町中にひときわ高くそびえる塔が、大聖堂(ミュンスター)だ。
そのファサード(正面玄関)には、16世紀、エルハルト・キュング作の「最後の審判」の聖像がある。
もっともここにあるのはレプリカで、実物(オリジナル)はベルン歴史博物館にあるそうだ…
中央には剣をもった天使ミカエル。その後ろには、神に選ばれた者たちと地獄に落ちる者たちを、
リアルにかたどった小像が234ある。見れば見るほど釘付けになる。
この象は、博物館よりもここが似合う。


この大聖堂は高さが100メートル。1421年に着工されたが、完成したのは1893年だったそうで、
実に470年もかかって作り上げられた。なんとも気の長い話だ。
後期ゴシック様式で、スイス国内でもっとも高い塔。
あいにく、訪れた時には上部が工事中でシートがかかり、何とも致し方ない…。
また何年かたったら全容を見に来よう。
ただ気がかりは…この工事も、何百年もかからなければ良いのだが…。


2009.07/30 GoroGoro ベルン訪問